子どもの「やってみたい」を行動に変える~3つの伴走ステップ~

「やってみたい」を行動に!

 

「いろんなことにチャレンジできる子になってほしい。」
「失敗を恐れず、前向きに行動してほしい。」
「自分で考えて動ける子になってほしい。」

 

多くの保護者の方が、こんな願いをお持ちではないでしょうか。

私自身も、プルートに通う子どもたちには
「行動力のある子」に育ってほしいと心から願っています。

なぜなら、自分の中にある
「やってみたい」「知りたい」という気持ちを
実現していくためには、行動力が欠かせないからです。

挑戦の一歩は、子どもにとっても重い

とはいえ、挑戦の最初の一歩が重く感じるのは、

子どもも大人も同じです。

 

大人よりフットワークが軽いように見える子どもでも、

初めてのことに対して

「できるかな」「失敗したらどうしよう」

という不安を感じると、なかなか一歩が踏み出せません。

 

そんなとき、大人が子どもの背中にそっと手を添え、

二人三脚で一歩を踏み出すことができれば、

少しずつ子ども自身の「踏み出す力」は育っていくと感じています。

 

プルートが大切にしている3つのステップ

プルートでは、子どもの「やりたい」を

思いで終わらせず、行動につなげるために

次の3つのステップでサポートしています。

 

子どもと同じ絵を見る

まず大切にしているのは、
大人が答えを出さないこと

 

子どもがどんなことを思い描いているのか、子どもの言葉を丁寧に聞いていきます。

 

「いつ?」「どこで?」「どんなふうに?」
といった5W1Hを意識しながら質問を重ね、
子どもが頭の中で描いているイメージを
一緒に確認していきます。

子ども自身も、考えがまだ曖昧なことは少なくありません。

そんなときは、
「〇〇はどうするの?」
「もし●●だったらどうする?」
と問いかけながら、言語化や課題整理を手伝います。

こうして話を重ねることで、
子どもの中の「やりたい」は、
少しずつはっきりした絵に変わっていきます。

どんなことを、どんな形で実現したいのか。

ここを共有することが、具体的な行動の土台になります。

 

実現に必要なことを考える

目的地が共有できたら、次は方法を考えます。

ここでも大人が先回りしすぎず、
「どうしたらできそうかな?」
「何が必要かな?」
と問いかけ、まずは子ども自身に考えてもらいます。

大人から見ると
「それでは足りないかも…」
と思うこともありますが、そういった思いはいったん脇に置き、まずは行動してみる。

うまくいかなかったら、それも大切な学びです。
振り返りながら考え直し、必要なところで助言を加える。
この経験が、次の挑戦につながっていきます。

責任を半分こする

作戦を立てたら、いよいよ行動です。
実はここが、挑戦の中で一番高いハードルになることもあります。

そこでプルートでは
「責任を半分こする」関わりを大切にしています。

  • やるべき行動を書き出す
  • 大人と子どもで役割を分担する
  • 定期的に報告・振り返りを行う

行動を分担することで負担が軽くなり、
「一人じゃない」という安心感が生まれます。

途中でうまくいかなくなったら、
またステップ①②に戻って話し合えばいい。
挑戦は、行ったり来たりしながら進めばいいのです。


この考え方をもとに、昨年の夏、二人の子どもが新しい挑戦に取り組みました。

 

小学1年生 Aさんの自由研究

小学1年生のAさんは、カメムシに強い興味があり、自由研究に挑戦したいと話してくれました。

普段から本を読んでたくさん調べており、大人以上の知識を持っていましたが、理科をまだ学習していない1年生にとって、自由研究の進め方は未知の世界です。

 

まずは、Aさんが自由研究で何を目指したいのか、じっくり話を聞きました。

知っていることをたくさん話してもらい、さらに質問を重ねてアウトプットしていきます。

 

一通り話し終えたあと、こう尋ねました。

「もっと知りたいこと、気になっていることはある?」

 

その子は考え込んだ末に、

「カメムシが好きな食べ物を知りたい。汁を吸っていることは分かるけど、何が好きなのかは分からない」

と答えてくれました。

 

分かっていることと、まだ分からないことを整理したことで、課題がはっきりした瞬間でした。

 

次は、その課題を解決する方法を考えます。

どんな実験をするのか、どんな道具が必要なのか。

話し合いの結果、さまざまな食べ物を与えて観察するという方向性に決まりました。

 

Aさんは「汁の多いものが好きなはず」と考え、果物や野菜を挙げていきました。

そこで私は、「あえて汁の少ないものも入れると比べやすいよ」と助言し、視点を広げていきました。

 

実験の準備や毎日の観察など、やることはたくさんあります。

実験道具の準備はお母さんにお願いし、私は観察内容をまとめるサポートを担当することにしました。

 

大人が伴走することを約束したことで、Aさんも毎日の観察を頑張ると約束してくれました。

 

2週間、観察をやり遂げたAさん。

記録をノートにまとめ、さらにCanvaを使って紙芝居を作成。

完成した紙芝居を友達の前で発表し、大きな自信につながりました。

 

小学3年生 Bさんのイベント企画

 

小学3年生のBさんは、ホイップデコのイベントを企画しました。

夏休みに外で参加したワークショップがとても楽しく、「この楽しさをみんなにも伝えたい」と話してくれたのがきっかけです。

 

まずはスタッフがインタビューを行い、ホイップデコとはどんなものなのか、その準備や作り方について整理しました。

さらに、プルートで行うために必要な時間や予算といった制約についても一緒に確認していきます。

 

条件を共有した上で、楽しい企画にするための打ち合わせを重ね、役割分担を決定。

スタッフは材料の準備を、Bさんは作り方や注意点を説明できるよう準備を進めました。

 

ここで素晴らしかったのは、みんなが気持ちよく楽しめるよう、パーツ選びのルールを考えたことです。

考えたことはホワイトボードに書き出し、何度も確認を重ねました。

自分一人で頑張っているのではないという感覚が、責任感とやる気を生み、彼女の足を軽くしたのかもしれません。

イベント当日、緊張しながらも分かりやすい説明で進行し、下級生を気遣いながらフォローする姿が見られました。

完成した作品を嬉しそうに持ち帰る子どもたちの様子を見て、Bさん自身も大きな達成感を得たようでした。

さな挑戦の積み重ねが、行動力を育てる

挑戦することは、人生の冒険のようなものです。
少しずつ足を外に出し、「行ける」と感じたら重心を移す。

私たち大人の役割は、
子どもが挑戦しようとするときに
「転んでも助けるから大丈夫だよ」
と伝えられる安全基地であること。

安心できる環境の中で小さな挑戦を重ねることで、
「もっとやってみよう」という気持ちは、自然と育っていきます。

ご家庭でのお子さんとのコミュニケーションに役立てていただけたら幸いです。

プルートでも、これからも
子どもたちの「やってみたい」を
行動に変える伴走を続けていきます。

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