親子で楽しく学べる!クッキング学習

クッキング学習の魅力

フィールドトリップについての記事で、子どもの実体験による学びは生きた学びを獲得できることについてお伝えしました。

(まだお読みでない方は「フィールドトリップとは?子どもの好奇心を刺激する体験学習」の記事もぜひご覧ください)体験学習ができる場所に行きたいと思っても、場合によっては外に出ることが難しいということもありますよね。そんな時におすすめなのが、親子でのクッキングタイムです。楽しく実践的に学べますし、美味しいものも食べれて、家族も喜んでくれるという相乗効果の高い学びと言えるかもしれません。この記事では、親子で楽しみながら学ぶ「クッキング学習」の魅力をご紹介します。

親子で楽しく美味しく学べる「クッキング学習」は学びの宝庫です。栄養素の知識だけではなく、化学や計算、コミュニケーション力など、様々な知識や力を身につけられる素晴らしい方法です。料理という体験を通じて、実践的な力を育てることができます。また料理という共同作業を通じて親子の絆も深まります。

ご家庭でもクッキング学習を取り入れてみませんか?

ポイント①:学べることの多様性

料理を通じて学べることは、実は非常に多岐にわたります。例えば、栄養についての基礎知識や食材の選び方、包丁の使い方や切り方、調理法など、食事を作る過程だけでも学べることが豊富にあります。家庭科的な知識以外にも、化学の学びにも結びつけられます。料理にとろみをつけるのに、片栗粉を使用しますよね。これはデンプンの糊化(こか)という現象を利用しています。片栗粉に含まれるデンプンには​​水を加えて加熱すると、水を吸って膨らみ、粘度が増すという性質があり、これを糊化(こか)と言います。他にも焦げ目をつけることで、食べ物をより美味しくさせるメイラード反応などがあります。このように毎日作る料理には、たくさんの化学反応があることを知ると、料理も楽しくなりますし、化学反応を使って、さらにおいしくすることができるのです。今日の料理の中にどんな化学反応があるかを親子で調べるのも面白いかもしれません。

さらに、親子で協力して料理を進めることで、コミュニケーションやチームワークの重要性も学べます。クッキングは、ただの食事作りではなく、実生活に役立つ様々な知識やスキルを身につける素晴らしい機会となります。

ポイント②:実践的な体験の価値

教科書や動画で学ぶことも大切ですが、「実際にやってみる」学びには大きな価値があります。料理も同じです。レシピを読んだり、見たりするだけではなく、実際にレシピの手順を進めることや、分量や時間を計ることなど、すべてが実践的な学びに直結します。
その中で「失敗」を通じて学ぶことは、子どもにとって貴重な経験となります。失敗した理由を振り返り、今度は美味しいものを作ろうと、その手立てを考えます。失敗から学ぶプロセスは他の学習でも生かすことができるものです。

様々な料理を一緒に作り、「実際にやってみる」ことで子ども自身が自分の力として身につけていくことができます。それは将来にも役立つものになります。

ポイント③:親子の絆を深める

親子で一緒に料理をする時間は、コミュニケーションを深める時間にもなります。忙しい毎日の中でも料理という共同作業を通じて、親子で一緒に過ごす時間を作ることができます。また一緒に料理をする中で、いつも食べている何気ないご飯も、親は自分のために栄養を考えて作ってくれていたんだ!ということを知ることで、子どもは親に対して感謝の気持ちを抱くことでしょう。食事が完成し、家族みんなで一緒に食べる時の喜びはひとしおです。親子のクッキングタイムによって家族の絆を深めることができるでしょう。

まとめ

親子のクッキング学習は、楽しく美味しい学びの時間です。料理は家庭科の学びだけではなく、化学反応から理科の学びに、時間や分量を計ることから算数の学びにつなげていくこともできます。そして実際にやってみることで、子どもは様々な学びを吸収していきます。そして何よりも親子の絆を深める機会になります。ぜひご家庭でクッキング学習を取り入れてみてください。

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