子どものストレスサインに気付いてる?家庭でできる対応

子どものストレスサインに気付いてる?家庭でできる対応

磐田市中泉で学童保育型学習塾プルートを運営している塾長の藤田です。
今回のテーマは「子どもが出すストレスサインと家庭でできる対応」についてです。

適度なストレスは子どもの成長に欠かせませんが、あまりに大きなストレスは心身にマイナスな影響を与えます。

「現代人はストレスが多すぎる」とよく言いますが、これは子どもも同じです。日常の様々な場面でストレスを感じていることがあります。子どもはそのストレスをうまく言語化できなかったり、発散できなかったりします。小さな心にいっぱいの不安や心配を抱え込んでいることも少なくありません。今回は子どもが出すストレスサインと家庭でできる対応方法をご紹介します。

 

ストレスの原因は?

ストレスの原因は様々です。新学期や引越しなど環境の変化によってストレスを感じることもあれば、学校生活や人間関係、習い事など日々の中で小さなストレスが積み重なって大きなストレスになることもあります。また原因は一つではなく、複数の要素が絡み合ってる場合もあるでしょう。

大人からしたら取るに足りないと思えることも、子どもにとっては大きなストレスの原因になることもあります。

さらに子ども自身がストレスを自覚できていないこともあります。意識的、無意識的かに関わらず、子どもはストレスを感じると、身体症状や行動の変化という形でサインを出します。それは子どもからの助けを求めるサインです。

ストレスサインにはどんなものがあるのでしょうか?

 

【子どものストレスサイン】

 

  1. 身体的な不調  

   ⬜︎頭痛や腹痛を訴える

   ⬜︎吐き気を訴える

   ⬜︎食欲不振または食べ過ぎる(甘いもの過度にを欲する)

   ⬜︎睡眠に問題がある(不眠または過眠、夜中に何度も起きる、悪夢を見るなど)

   ⬜︎爪噛みをしたり指をしゃぶったりする

      

  1. 行動の変化  

   ⬜︎学校や習い事を嫌がるようになる

   ⬜︎家族や友達と距離を置きたがる、またはべったりとして離れない

   ⬜︎いつもよりおしゃべりになる、または口数が減る  

   ⬜︎お漏らしをするようになった

   ⬜︎赤ちゃんがえりのような言動

 

  1. 感情の不安定さ 

  ⬜︎突然泣き出すなど感情が不安定になる

  ⬜︎自己否定的な発言が増える

  ⬜︎不安や心配ごとについて話すようになる

  ⬜︎イライラしたり、普段よりも怒りっぽくなる

  ⬜︎いつもより落ち着きがなくなる

 

いつもと違うこんなサインが出たら、要注意という内容です。日頃から子どもの様子をしっかりみておくのは大切なことです。「いつもとは違う」、「最近、様子がおかしい」と思ったら、というサインが見られたら、どのように対応したら良いのでしょうか?
家庭でできる対応を考えていきます。

家庭でできる対応のポイント

  1. リラックスできる環境を整える

子どもはストレスにさらされ、心身ともに疲れている状態ですので、まずはリラックスできる時間と場所が必要です。規則正しい生活を続けることはもちろんのこと、状況によっては、自然の中で過ごす時間を増やしたり、趣味の時間を一緒に過ごしたりすることもできるかもしれません。日光を浴びたり、運動も適度に取り入れることができるでしょう。家庭の中での温かいコミュニケーションも子どもの大きな助けになります。リラックスできる場所で、子どもの心の負担を減らせるように努めることが必要です。

 

2.子どもの話に耳を傾ける

 子どもの話に耳を傾けることがストレス解消の一歩です。子どもが不調や不安に感じていることも話せるような安心できる雰囲気を作りましょう。そのためには最後まで子どもの話に耳を傾けます。またその時は、子どもが気持ちを理解してもらえたと感じる言葉をかけることも重要です。もしかしたら「そんなこと気にしなくて大丈夫」と言いたくなることもあるかもしれませんが、子どもが不安に感じているという事実は変わりません。大人がどう感じるかではなく、あくまでも子どもがどう感じているかを大切にしながら耳を傾けていきます。「〇〇が嫌だったんだね」、「それは不安な気持ちになるね」と共感しながら子どもに安心感を与えましょう。

 

  1. 必要に応じて専門家の力を借りる

ストレスが深刻化する前に、専門家に相談することも検討しましょう。スクールカウンセラーや小児科医、心理カウンセラーなどは子どもの心の健康をサポートしてくれる専門家です。専門家のアドバイスを受けることで、親自身も安心感を得て、適切な対応が取りやすくなります。それと同時に全ての不調の原因をストレスと決めつけないように注意を払う必要もあります。身体的な病気ゆえにストレスサインと同じような症状を訴えることもあります。心身ともに少しでも気になることがある場合には、早めに小児科医などの専門家に相談することを検討しましょう。

 

まとめ

日頃のコミュニケーションを大切にし、子どもの様子に気を配ることでストレスサインを早期にキャッチできるでしょう。そして適切に対応することで子どもの心を守ることができます。子どもが安心して過ごせる環境作りを行うことが大切です。

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