何度も書いても覚えられない… 漢字学習をを変える4つの工夫

漢字学習を効果的に!

「こんなに書いたのに、また間違えてる…」

「昨日はできたのに、今日は書けない…」

 

漢字練習に取り組むお子さんの姿を見て、思わずため息をついてしまったことはありませんか?

 

小学校では1,026字、中学校では1,110字。
義務教育の間に、すべての常用漢字を学びます。

 

量だけを見ても、なかなかのボリュームです。
毎日の宿題や小テストで、コツコツ取り組んでいるご家庭も多いことでしょう。

 

それでも――
「時間をかけているのに、なかなか定着しない」

 

実はそこには、“努力不足”ではなく、“やり方の問題”が隠れていることがあります。

 

今日は、漢字学習をぐっと効果的にする4つのポイントをご紹介します。

 

なぜ、何度も書いても覚えられないのか?

多くの宿題は、

・一画ずつなぞる
・同じ漢字を何行も書く

というスタイルです。

もちろん、書くことは大切です。
でもこの方法は、どうしても

「覚える」よりも
「終わらせる」ことが目的になりがちです。

子どもは無意識のうちに、

“どうやったら覚えられるか”ではなく
“どうやったら早く終わるか”を考えてしまいます。

その結果、時間はかけたのに、記憶には残らない――
そんな状態が起きてしまうのです。

漢字学習を効果的にする4つのポイント

「音読」から始める

漢字の勉強=書き取り、と思われがちですが、
実はとても大事なのが「読むこと」です。

漢字の難しさは、
一つの字に複数の読み方があること。

だからこそ、

・音読み
・訓読み
・熟語
・例文

を素早く音読する習慣が効果的です。

目安は、漢字ドリル1冊あたり1〜3分程度。
短時間でサッと読むだけで構いません。

何度も目と耳に触れることで、
漢字の形と読みが自然に結びついていきます。

さらに、街の看板や本の中の漢字にも目が向くようになり、
日常が“漢字学習の場”に変わっていきます。

 

苦手な漢字だけに絞る

実はこれ、とても大事です。

すでに書ける漢字まで何度も練習していると、
子どもは「やらされている感」が強くなります。

おすすめは、

まずテスト形式でやってみる

間違えた漢字だけを練習する

という方法。

「できないところ」に集中することで、
短時間でも効率よく力が伸びます。

 

一度に大量にやらない

例えば、1つの漢字を20回練習するとします。

・一気に20回書く
・5回ずつを5日間に分ける

どちらが効果的だと思いますか?

 

実は、後者のほうが定着します。

間隔を空けて繰り返すことで、
脳が「これは大事な情報だ」と判断しやすくなるからです。

 

おすすめの流れは、こんな形です。

【1日目】
テスト → 間違えた漢字を5回練習

 

【2日目】
前日間違えた漢字だけ再テスト → まだ間違えたものを5回練習

 

これを繰り返します。

全部できるようになったら、
2週間ほど空けて確認テスト。

“忘れかけた頃に思い出す”ことで、
記憶はさらに強くなります。

 

漢字は言葉で覚える

漢字は単体で使われることは、ほとんどありません。

たとえば「任」という字。

・任せる
・任務
・任意

実際には、言葉として使われます。

テストも、文や熟語の中で出題されることがほとんどです。

だからこそ、

漢字単体ではなく、
具体的な言葉の中で覚えることが大切です。

意味も一緒に理解することで、
記憶はより深く、長く残ります。

さらに辞書やタブレットで関連語を調べると、
語彙力も自然に伸びていきます。

 

漢字学習は「根性」より「工夫」

「とにかく繰り返せば覚える」

もちろん努力は必要です。
でも、やみくもな反復は、子どもの意欲を削ってしまうこともあります。

漢字は、短距離走ではなく長距離走。

だからこそ、

・音読する
・苦手に絞る
・少しずつ繰り返す
・言葉で覚える

こうした工夫が、確実な力につながります。

もしお子さんが

「覚えられない…」とつぶやいていたら、

「もっと書きなさい」ではなく、
「やり方を変えてみようか」と声をかけてみてください。

 

やり方が合えば、
子どもはちゃんと伸びます。

小さな「書けた!」の積み重ねが、
やがて大きな自信になります。

漢字学習は、覚えてしまえば点数が取りやすい分、
学力だけでなく、“努力が報われる体験”を育てる時間でもあります。

ぜひ、ご家庭でも少し工夫を取り入れながら、
お子さんの成長を一緒に楽しんでみてください。

 

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