子どもの学習意欲を高める目標設定のコツ3選
子どもの学習意欲を高める目標設定のコツ3選
磐田市中泉で学童保育型学習塾プルートを運営している塾長の藤田です。今回は「子どもの自信につながる目標設定」について考えていきます。
学習への意欲を高めるために大切なのが「目標設定」です。具体的な目標をしっかりと設定し、実現に向けて行動することで、成果が見えやすくなり、達成感を味わうことができます。反対に「計画してもできなかった」という経験が子どもの中にできてしまうと、「目標を決めても無駄」、「計画なんて意味がない」という気持ちになってしまうかもしれません。一度挫折を味わってしまうと、なかなか前向きな気持ちになれませんよね。
そこで今回は、子どもが「やればできるんだ!」という自信を持てるようになるための目標設定のコツを3つご紹介します。取り入れられるものがあれば、ぜひ試してみてください!
ポイント①子ども自身が具体的で現実的な目標を立てる
目標を立てる上で重要なのは、具体的かつ実現可能なものであることです。
「成績を上げたい」や「勉強を頑張る」といった、ざっくりとした目標では、何をどう頑張るのかも漠然としてしまいます。
「次の算数のテストの点数を10点上げる」など、達成したかが明確に分かるように目標を設定します。 目標が具体的であればあるほど、達成した際の喜びも大きくなります。
そうすることで、分からないところを見つけて問題を解いたり、練習問題に取り組んでみたりすることができます。
この時に気をつけたいのは、子どもに合った現実的なゴールを設定するということです。あまりにも現実とかけ離れた目標だと達成できずに、「うまくいかなかった」という記憶として残ってしまいます。
そして目標を立てる上で最も大切なのは、子ども自身が目標を決めるということです。保護者や周囲の大人は、子どもが具体的な目標を立てられるよう、言語化のお手伝いをします。答えは子どもの中にあるので、子ども自身が目標を立てられるよう辛抱強く耳を傾けましょう。
ポイント②短期的な計画を作成する
次に、大きな目標を小さなステップに分ける「短期的な計画」を立てることが重要です。ここでは保護者や周囲の大人は、タスク化のお手伝いをします。例えば、先ほどの「次の算数のテストの点数を10点上げる」という目標がある場合は、1日、1週間ごとに小さなステップを一緒に設定し、達成状況を確認していきます。
毎週やるべきことを明確にすることで、「今日はここまで頑張ろう」「今週はここまで進める」という短期的な達成感を積み重ねることができます。そうすることで達成だけではなく、目標に向かうプロセスも楽しめるようになります。
ポイント③振り返りの習慣を持つ
3つめのポイントは定期的に振り返り、必要に応じて調整を行う習慣をつけることです。振り返りによって、「ここはよくできた」、「ここは理解が足りなかった」といった学びや気付きを得ることができます。
もし計画通りに進まない部分があっても、反省点を次に生かせば前向きな成長につなげる材料になります。
保護者や周囲の大人は達成できた時はもちろんのこと、たとえ目標を達成できなかったとしても、その目標に向かって努力したプロセスを認め、褒めることが大切です。些細なことと思うようなことでも言葉にして、子どもの頑張りを認める声かけをすることで、子どもは前向きな姿勢を保つことができるでしょう。
まとめ
目標設定で大切なのは、子ども自身が決めることです。そして保護者や周囲の大人が具体的で現実的な目標を立て、短期的な計画を作るお手伝いをします。そうすることで、小さな成功体験を積み重ねていくことができます。自分で決めた目標を達成した時、子ども自身は大きな喜びを味わうことでしょう。
また定期的な振り返りで進捗を確認し、調整しながら目標に向かって進んで行けるようサポートをすれば、子どもは「自分でもできる」という自信を育むことができます。
パーソナル学習教室プルートでは、子ども一人ひとりに合った目標設定や振り返りのプロセスをサポートし、お子さまが学習意欲を高めながら、自信を持って学べる環境を提供しています。